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第309回地学クラブ講演会「ジオ鉄10年目の活動と広がり」のお知らせ
第309回地学クラブ講演会(1月)の予定が決まりましたのでお知らせします。一般(非会員)の方々も気軽にご参加下さい。多数の方々のご来場をお待ちしています。
日 時:平成31年1月18日(金)14:00 ~ 15:30
場 所:東京地学協会地学会館2階講堂(東京都千代田区二番町12-2)
交 通:東京メトロ麹町駅5出口を出て左へ徒歩1分
日本テレビ向い JR市ヶ谷駅から徒歩7分、四ッ谷駅から徒歩9分)
演 題:ジオ鉄10年目の活動と広がり
講演者:藤田勝代(深田地質研究所)
要 旨:鉄道を利用しながら,沿線に広がる地質地形を楽しむ気軽な旅を通して自然科学に興味をもってもらいたい,そんな願いのもと始まった「ジオ鉄」(加藤ほか,2009)は,鉄道旅行を知的に楽しむ新しい形のジオツアーとして注目集めてきた。深田地質研究所の商標登録(第5378786号)により社会的にも認知されるところとなり,現在,深田研ジオ鉄普及員会のメンバーを中心にジオ鉄の活動を続けている。
国土の約7割を山地が占める我が国では,縦横に張り巡らされた鉄道網と山地や河川の関係はとりわけ密接で,ジオと鉄道は切っても切れない関係にある。ジオ鉄では,そのようなジオと鉄道を通じて「見る・触れる・感じる」ことのできる地質・地形遺産や鉄道と深く関わる文化遺産,鉄道着工に至る当時の苦難のエピソードを読み解き,沿線のジオ鉄目線の見どころを「ジオポイント」として発掘してきた。
本講演では,鉄道網を活用した自然科学普及の社会的実践として取り組んだ「三陸鉄道ジオ鉄マップ」(深田研ジオ鉄普及委員会編,2017)の研究成果を中心に,2009年以来展開してきたジオ鉄10年目の活動とその広がりについて,最新の話題までを紹介する。